造形展を実施しました（いちご組～桜組）

　11月23日(土･勤労感謝の日)に『造形展～その子らしさの発揮～』を開催しました。４月からの園生活の中で子どもたちが描いてきた絵画や作ってきた製作物を美術館のように展示し、お家の方々に観ていただきます。それぞれのクラスで、この造形展に向けてじっくり時間をかけて作り上げていく作品もあります。

　０歳児いちご組、１歳児みかん組、２歳児りんご組のテーマは『絵本の世界』。これまでの園生活で親しんできた絵本の中から各クラスそれぞれにお気に入りの一冊を選び、その絵本にちなんだ作品づくりを楽しみました。『だるまさんが』『ぺんぎんたいそう』『きんぎょがにげた』『めがねがね』『はらぺこあおむし』。年齢に応じた表現方法で絵本の登場キャラクター等を作り、とても可愛らしく展示しました。

　満3歳児桃組はみんながパティシエになって『秋の実ケーキ』を作りました。お散歩の時に拾ったドングリや木の枝をふんだんに使い、形も大きさもそれぞれに違うこだわりの一品が出来上がりました。展示している部屋からは「美味しそう～」という声がいっぱい聞こえてきました。

　3歳児梅組は『どんぐりのくに』をテーマに、じゃばら折りの“びよんびよん”や廃材を使って、一人ひとりの特別などんぐりを作りました。それぞれ思い思いに選んだ場所に展示し、子どもたちの豊かな発想が詰まった素敵などんぐりのくにが完成しました。

　4歳児菊組は、日頃から親しんでいた『からすのパン屋さんシリーズ』をきっかけに展開されたごっこ遊びの姿から作品づくりが始まりました。『パン屋さん』『そば屋さん』『おかし屋さん』『てんぷら屋さん』。一人ひとりが自分の作りたい品物を、小麦粉や紙粘土を捏ねたり廃材を切ったり繋げたりして、本物そっくりな作品に仕上げました。実際にトースターで焼いたパンやクッキーからは美味しそうないい匂いがしてきて本当に食べてしまう人がいないか心配になる程でした。

　5歳児桜組は『あつまれ！100人の森』をテーマに、自分人形とクラスの木を作りました。それぞれに人形のポーズを決めてから粘土をペットボトルにつけて身体を作り、布やボタン、余りの粘土などで服や髪型を装飾していきました。服の装飾や帽子、靴など細かい部分にこだわって個性や発想力溢れる作品が生まれました。エネルギー溢れるクラスの木を背景に100人の人形が集まり、今にもみんなの声がきこえてきそうな賑やかで楽し気な空間になりました。

　その他に、学年ごとのキッズアートでダイナミックにそして繊細に作り上げた作品も加え、それぞれの展示に花を添えていました。今後も園生活の中で、描いたり作ったりすることも身体を動かすことものびのびと楽しめるようにしていきたいと思います。子どもたちの発想や表現は本当に素晴らしい！！